茨城県でエケベリアやセダムを中心に、多肉植物の栽培・販売を行っている風間です。私は1977年生まれ、A型。幼い頃から植物と土の匂いに囲まれて育ち、現在も日々、苗の成長を見守りながら過ごしています。季節ごとの色の変化や葉姿の違いに魅了され、多肉植物に囲まれて過ごす毎日を選ぶ
原種の奥深さとロマン
原種のエケベリアには、同じ種であっても一株ごとに微妙な違いがあります。例えば、人間が一人ひとり顔や背丈が違っても同じ「人間」という種であるように、原種の多肉植物も共通の特徴を持ちながら、葉の厚みや形、色合いが少しずつ異なります。その違いは種から育てたときほど顕著で、白粉の乗り方や葉のカーブ、発色の具合まで、すべてが世界に一つだけ。そんな偶然が生み出す姿にこそ、原種ならではのロマンを感じています。
初心者の方を応援する講座活動
多肉植物の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい思いから、種まき講座や交配講座を開催しています。これから多肉を始めたい方や繁殖に挑戦したい方に、実践的な栽培方法やコツをお伝えしながら、一緒に多肉の世界を楽しんでいます。
旅と自然がくれるインスピレーション
30代までは旅が好きで、日本各地を巡ってきました。波照間島では現地の動植物に出会い、その生命力や色合いに感動。飛騨の宿場町では、当時の時代を感じながら人の流れを当時に重ねたりして、景色の中に物語を見つけました。今は多肉植物がいてなかなか長旅はできませんが、こうした旅の記憶や情景は、今も交配や苗づくりのインスピレーションとなっています。
日常の小さな楽しみ
銭湯やサウナでゆっくり汗を流し、塩分入りのトマトジュースやアセロラジュースで一息。お酒はあまり強くないので、専らコーヒー派です。
もう一つの業「かざまクリーニング」
むらさき園の活動と並行して、「かざまクリーニング」で衣類の染み抜き・修復、バッグの染み抜きや色補修も手がけています。そもそもこちらの仕事の方が先に行っていたものなので、多肉植物にこれほどまでに惹かれたのは染色補正という仕事と多肉の多彩な彩りのバリエーションがリンクしたんだと思います 。例えばベージュの洋服が黄色く色抜けした時に、そこにどんな色を足してあげたらベージュに戻るかを考え調色するのが仕事だったから。だから、この多肉とこの多肉を交配したらどんな色になるのかというのが、今度は自分で制御できない遺伝子レベルで起こるんです。これがきっと永遠に私を飽きさせないだろうなと思っています 。
多肉とともに暮らす楽しみを
むらさき園では、多肉植物を長く楽しんでもらうために、皆さまの暮らしに小さな彩りと癒しをお届けします。あなたの窓辺や庭で、多肉植物たちが季節とともに育っていく時間を、ぜひ楽しんでください。