- 真上
- 横
- 花芽
- 花芽 (アップ)
エケベリア・アモエナ・ペロテ（Echeveria amoena 'Pelote'）の魅力と育て方
エケベリア・アモエナ・ペロテ（Echeveria amoena 'Pelote'）は、美しいロゼット形状と淡い色合いが特徴の多肉植物です。エケベリア属の中でもコンパクトな品種で、育てやすく、インテリアプランツとしても人気があります。本記事では、その特徴や栽培方法、増やし方、病害虫対策について詳しく解説します。
1. エケベリア・アモエナ・ペロテの基本情報
学名・分類
学名：Echeveria amoena 'Pelote'
科名：ベンケイソウ科（Crassulaceae）
属名：エケベリア属（Echeveria）
原産地：メキシコ
特徴
エケベリア・アモエナ・ペロテは、淡いグリーンからピンクがかった葉を持ち、ふんわりとした印象を与える品種です。ロゼット状に成長し、直径10〜15cm程度まで広がります。
春から夏にかけて、細長い花茎を伸ばし、先端にオレンジやピンク色の可愛らしい花を咲かせます。寒さに比較的強く、室内外問わず育てやすいのも特徴の一つです。
2. エケベリア・アモエナ・ペロテの育て方
2.1 日当たりと置き場所
エケベリア・アモエナ・ペロテは日光を好む植物で、日照が不足すると徒長（茎が伸びすぎる現象）してしまいます。
春〜秋：屋外で直射日光を浴びせるのが理想的。
夏：強すぎる直射日光は葉焼けの原因になるため、半日陰や遮光ネットを使用するとよい。
冬：寒さにはある程度耐えるが、霜が降りる環境では室内に移動が必要。
2.2 温度管理
エケベリア・アモエナ・ペロテは比較的耐寒性がありますが、冬場の冷え込みには注意が必要です。
生育適温：15℃〜25℃
耐寒温度：0℃前後（霜や凍結には注意）
2.3 水やり
水のやりすぎは根腐れの原因になるため、乾燥気味に管理しましょう。
春・秋（成長期）：土が完全に乾いたらたっぷりと水やり。
夏（休眠期）：控えめにし、月1〜2回程度。
冬（休眠期）：ほぼ断水し、月1回程度にする。
※ 水やりの際は、葉に水がかからないように株元に注ぐことが大切です。
2.4 土と鉢の選び方
エケベリア・アモエナ・ペロテは水はけの良い土を好みます。
おすすめの用土
市販の多肉植物専用培養土
赤玉土（小粒）＋鹿沼土＋川砂（2:1:1）
腐葉土を少なめにブレンドして通気性を確保
鉢の選び方
通気性の良い素焼き鉢がおすすめ。
プラスチック鉢を使用する場合は、底穴がしっかりあるものを選ぶ。
3. 増やし方
エケベリア・アモエナ・ペロテは「葉挿し」「株分け」「挿し芽」で増やすことができます。
3.1 葉挿し
葉を一枚丁寧に外し、乾燥させた後、土の上に置いて発根を待ちます。
健康な葉を選び、付け根からゆっくり外す。
2〜3日乾燥させ、傷口を塞ぐ。
水はけの良い土の上に置き、明るい日陰で管理。
2〜3週間後に発根し、子株が出てくる。
3.2 挿し芽（カット苗）
伸びすぎた茎をカットして新しい株を作る方法です。
伸びすぎた茎を清潔なハサミでカット。
切り口を2〜3日乾燥させる。
乾いた土に挿し、発根を待つ。
3.3 株分け
親株が大きくなった際に、子株を分けて植え替える方法です。
根元に小さな株ができていることを確認。
土から掘り出し、根を傷つけないように分ける。
乾燥させた後、新しい鉢に植え付ける。
4. 病害虫対策
エケベリア・アモエナ・ペロテは丈夫ですが、以下の病害虫には注意が必要です。
カイガラムシ：葉の付け根につきやすい。発見次第、綿棒などで除去。
ハダニ：葉の表面に小さな点が出る。霧吹きで湿度を上げるか、薬剤で対処。
根腐れ：過剰な水やりが原因。発生した場合は根を整理し、新しい土に植え替える。
5. まとめ
エケベリア・アモエナ・ペロテは、そのコンパクトで可愛らしい姿が魅力の多肉植物です。日光をたっぷりと浴びせ、適度な水やりを心がけることで、健康的に育ちます。初心者でも育てやすく、増やし方も簡単なので、多肉植物を楽しみたい方にはぴったりの品種です。ぜひ、ご自宅のコレクションに加えてみてください！