



- 真上
- 横
- 花芽
- 花芽 (アップ)
Echeveria colorata ‘Mexican Giant’
原種としての表記は Echeveria colorata
原種そのものではなく原種コロラータの園芸的呼称
概要
‘Mexican Giant’ は、エケベリア・コロラータの中でも特に大きく育つタイプとして知られる園芸選抜です。広がるような大きなロゼットと白い粉に包まれた葉姿から、その名の通り「メキシコの巨人」と呼ばれています。
形態の特徴
ロゼット:一般的なコロラータに比べて明らかに大型化し、栽培下では直径30~40cmほど、時にそれ以上に広がることもあります。
葉:肉厚で反り気味、全体が白い粉(ファリナ)に覆われます。外葉の先端や縁は季節により淡いピンク色を帯び、白と桃色のコントラストが美しく映えます。
花:春に花茎を伸ばし、オレンジがかった外弁と黄色の内側を持つ花を咲かせます。花茎は長く伸び、遠くからでも目を引きます。
栽培の印象
成長はややゆっくりで、子株を吹くまでには時間がかかると言われています。乾燥や寒さには比較的強いものの、葉の粉が非常にデリケートなため、水滴や接触で剥がれやすい点には注意が必要です。美しい粉を保ちたい場合は、雨に当てず風通し良く管理することが推奨されます。
原産地と位置づけ
学術的な扱いでは、メキシコ西部ハリスコ州周辺に自生するコロラータの大型タイプが ‘Mexican Giant’ として流通していると説明されることがあります。正式な学名ではなく、園芸上の呼称として親しまれている存在です。
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むらさき園メモ
実際に育ててみると、白い粉の厚みがとても印象的で、群を抜いた存在感があります。株が充実すると大きく広がり子株も出てきます。葉の粉を守るためには水やりや取り扱いに気を遣う必要があります。
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参考整理:San Marcos Growers, World of Succulents, International Crassulaceae Network(いずれも公開資料より要約)